最果ての私。
どうやら、
最果ての私に
私は、降り立った。
何もかもある
不自由しない不自由な世界が
飽きて、
ほんの少しの好奇心から、
降り立った。
オギャーと顔を真っ赤にしながら、
最果ての私に降り立った。
今までとは、勝手が違う。
空気を吸う。
バタつかせ、手足を動かす。
最果ての私には、何もなかった。
何もないのに何かを掴んだら、
何かになった気がして、
その何かに振り回されて生きて、
また、最果ての私になった。
いつだって最果ての私。
スッポンポンでいて、
スッカラカンになり、
たじろぐ私は、「覚悟」が決まらないだけ。
だけど、最果てなんだよ。
オギャーって顔を真っ赤にして、
そこから
何かをまた見つければいい。
素っ裸のままで。
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