味方が誰もいない。
味方が誰もいない。
いつだって身構えた。
私を守ってくれる人はいない。
身近な人さえも信じられない。
大好きな人は、守ってくれない。
愛する人は、無償の愛をくれない。
こどもの頃にそう学んでしまった。
自分の無垢を歪めた。
信じようとたくさん努力もしたし、
守ってくれる人は、
どこかにいるって期待した。
そう思うかたわら、
「裏切られるかもしれない」
裏切られた時の不安や哀しみを
もう二度と味わいたくない。
だから、やっぱり、信じられないと
頑なになる。
染み付いた価値観は、カンタンには、
変えられなくて、
幾重にもロックされて、信じられなくなり、歪めた思いのまま捻れて「トリック」に
ハマってゆく。
孤独と不安がいつもつきまとう。
だから、
信じちゃいけないって言ったじゃん。
誰も守ってなんかくれないんだから。
他人だけでなく、
信じた自分が馬鹿だと
自分に自信をなくして、
やがて自分も信じられなくなる。
信じない。
信じない。
傷つかないように閉じる。
信じたら、傷つくよ。
信じて裏切られたら、辛いの知ってるじゃん。
気がつくと
「正しいこと」
「律儀であること」が武器になる。
正義を振りかざして、
そうすることがいいと信じて。
私は、善人。
あなたは、悪人かダメな人。
私は、正しくて、
あなたは、間違っている人。
謝るのは、あなたの方。
裁いてゆく。
大好きな人は、守ってくれない。
愛する人は、無償の愛をくれない。
自分の無垢さなんか何にもならない。
ならば、
正義を基準にすればいい。
正義で私は、生きるのだから、
あなたも私の正義を守って、生きるべき。
だけどいつまで続けるのだろう?
ほんとは、
そんな風に生きたかったんじゃない。
降りよう。
そして、歪めた価値観をいい加減、
解いてしまおう。
大好きな人でも、守れない時もある。
あなたがそうであるように。
愛する人があなたの望むように、
無償の愛をあげられないこともある。
あなたにもそういう時があるように。
でも、愛している。
時に、歪めてしまう時もあり、
間違える時もあり、
優しくなれない時もある。
だけど、愛してる。
親だって人の子。
あの人も未熟なただの人。
聖者じゃないし、
神さまでもない。
正義の味方でも、
ヒーローでもない。
親ってもっと凄いと思ってた?
いつでも大人は、
神さまみたいだと思ってた?
あなたが、悩むように、親も悩む。
ほんの少し早く産まれただけで、
今を右往左往しながら生きてる人間。
骨と皮と少しのスケベ心を持った人間。
私たちは、
つい錯覚してしまう。
野生の鳥なら雛を命がけで守るのだから、
ましてや、人間なら、もっとではないか?と。
親ならこどもを何が何でも
守ってくれると思いたい。
過度な期待。
ヒーローは、ぜったい。
あなたの
ヒーローは、
他人の世界では、
ヒーローじゃなかったりする。
へっぽこヒーロー。
へっぽこヒーローに寛容であれ。
「そうだよね。そんな時もあるよね」って、
少し寛容になれたらあなたもヒーローも
寝そべって、ガリガリくん食べて、
生きやすくなるよね。
亜希
自分のモヤモヤを解いたり、
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